介護施設での見守りとは

見守りとは、介護施設において介護職員が、利用者のそばでいつでも援助ができる体勢でいることです。基本的には、利用者本人が行うことに手を貸すのではなく、利用者が行う行動を観察することが見守りです。利用者が自分で行えるのに見守りをするのは、介護施設において転倒などの事故を防ぐためでもあります。高齢者は、歩行中や移動中に転倒するリスクが高いため、転倒しそうになったときに支えることができるような距離で見守りを行います。

また、介護施設の利用者である高齢者は、体に疾患をもっている人も多く、急変する可能性もあるため、すぐに対応できるようにそばで見守る必要があります。見守りという観察をしていることで、利用者の小さな変化にも気が付きやすく、利用者が自分自身で行動することで、本人のやる気や能力を引き出す効果も期待できます。介護施設で見守りをするための方法は、見守りの目的を明確にし、利用者の運動能力を把握したうえで、動きを予測して急変に備えた対処方法を知っておきます。

また、これらの情報は介護施設の職員で共有して、誰が見守りをしても同じ対応ができるようにしておくことが必要です。また、見守りには介護施設の環境を整えておくことも大切です。利用者の動線を把握して、進行方向に障害物が置かれていないようにしたり、事故の危険性があるからと手を貸してばかりではなく、利用者の意思を尊重した介助ができるようにするといいでしょう。