多くの介護施設で導入されている見守りロボットの種類と特徴

多くの介護施設で導入されている介護見守りロボットとは、介護ロボットの1種です。介護ロボットとは「情報を感知し」「判断し」「動作する」ロボットのことを指し、利用者の自立支援と職員の負担軽減のために利用されています。見守りロボット以外に職員に装着して移乗介助を行うロボットの他、ロボット自体が利用者に触れて移乗介助を行うものや、自動で移動から洗身まで行ってくれる入浴支援ロボットなどがさまざまなものがあります。

介護見守りロボットはセンサーの種類で4つに分けられます。1つめは「人感センサー型」です。センサーが利用者の体温によって利用者の動きを検知するというもので、ベッドの上に起き上がったり身体が大きくはみ出てしまっている時などに職員へ通知がいき転落事故などを防ぐことができます。2つめは「荷重センサー型」です。ベッドの脚にセンサーを取り付けることで荷重移動を検知するため、人感センサーよりも早くベッド上での職員の動きをとらえることができます。

3つめは「バイタルセンサー型」です。ベッドマットの下に設置することで、リアルタイムで利用者の動きだけではなく心拍や呼吸を検知できるため、体調に異常が起こった場合にも素早く気付くことができます。4つめは「シルエットセンサー型」です。センサーがとらえた利用者の動きをシルエット加工して画像や映像で職員のもとへ届けるというもので、プライバシーを尊重しながらリアルタイムで利用者の状態を把握するのに役立ちます。