介護施設に見守りロボットを導入することで、介護職員の業務負担の軽減や、利用者の事故リスクの回避など、メリットが大きいことはわかっていますが、導入する際は注意が必要です。介護施設に見守りロボットを設置するときは、場所によってはプライバシーの侵害になる場合があるため、注意が必要です。利用者が気になるような場所に設置されていることも良くないので、利用者やその家族に設置と設置場所の説明をして、同意を得ておく必要があります。見守られる側でも、たとえばトイレの中に見守りロボットがあるのは気分が良くありません。場所によっては人感センサーで移動が感知できるようなものを選択して、利用者が快適に過ごせるようにするといいです。
また、介護施設の職員が見守りロボットに頼りすぎないようにする必要があります。見守りロボットは、あくまで介護施設のスタッフの業務の補助なので、介護職員による見守りに手を抜かれることはあってはいけません。導入時の注意点には、見守りロボットの機能を重視することも大切です。
録画機能やスマートフォンとの連動など、見守りロボットの機能や性能も注視して選ぶといいでしょう。その際、介護施設のネット環境に合ったものを選択する必要があります。ネット環境もWi-Fiなのか有線なのかでも、機器の選択肢が変わってくるので、導入前に設置場所やネット環境なども考慮して、適切なものを選ぶことができるといいでしょう。